平戸城は、平戸藩主松浦氏の居城で、別名亀岡城、日の岳城とも呼ばれている平山城です。
松浦氏は1225年(嘉禄元年)頃に平戸港北側に
御館山城を築きました。
以来、白狐山城(びゃっこざんじょう)、日の岳城と変遷をくり返しながらも、平戸港周辺を基盤として
勢カを拡張し、戦国大名へと発展していきました。しかし、徳川政権に豊臣派の可能性を疑われると、1613年(慶長18年)
築城して13年目の日の岳城を焼却することとなりました。
そして約90年後の1703年(元禄16年)、4代藩主松浦鎮信が幕府に願い出て築城許可を得ると、翌年5代藩主松浦棟(たかし)により再築に着手し、1718年(享保3年)に完成しました。
明治時代に入ると、廃藩置県によって廃城となりましたが、現存する狸櫓と北虎口門(搦手門)は今でも残っています。見奏櫓(けんそうやぐら)、乾櫓(いぬいやぐら)、懐柔櫓(かいじゅうやぐら)は、1962年(昭和37年)に平戸市によって復元されたものです。
まずは、平戸城全体を見てみましょう。
平戸城がある亀岡公園にはたくさんの見所がありますがなかなか入り組んでいる模様です。
私たちは、亀岡神社近くに車を停め、平戸城を目指すことにしました。
亀岡神社は藩主松浦氏が祀られています。
1601年(慶長6年)ヒエロニムス・デ・カストロが平戸に到着し、藩主松浦鎮信にタバコの種を贈呈した記念の「日本最初 たばこ種子渡来之地」碑です。
参道を通っていくと、
平戸城天守に到着しました。三重五階の模擬天守です。内部は松浦家代々の遺品が展示されてます。
最上階まで登ると、平戸瀬戸が一望できます。左側に見奏櫓、右側に懐柔櫓。右奥には平戸大橋が見えます。
そこから左方に目をやると平戸港の様子が見えました。
天守から下ってきて、見奏櫓の周辺です。
【登城記】
日本100名城スタンプラリーNO.90平戸城。
平戸城は、九州から平戸大橋を渡った平戸島にあり、海が近くのどかな雰囲気の場所にありました。平山城なので多少の坂道や階段がありました。亀岡神社から模擬天守までさほど遠くはありません。天守展望台までのぼって降りて、だいたい30分〜60分ほどで見学できるかと思います。亀岡公園マップを見てのとおり、見どころの各櫓、石垣などを見るためには入り組んだところにあるので見学時間90分〜見ておくと良いかと思います。
平戸城の展望台から見る平戸瀬戸の景色は絶景でした!ぜひお天気のいい日に行きたいところです。
【お城データ】
住所:859-5121 長崎県平戸市岩の上町1458
電話:0950-22-2201(平戸城天守閣)
営業時間:午前8時30分~午後5時30分
定休日:12月30日・31日(薫蒸作業等による休館もあります)
料金:510円(大人)/300円(高校生)/200円(小中学生)
交通アクセス:松浦鉄道西九州線「たびら平戸口」から西肥バス「平戸行き」で約10分「平戸市役所前」下車、徒歩約5分
駐車場:無料
スタンプ設置場所:平戸城現天守閣
登城日:2015年11月
撮影機器:Nikon D5200
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【参考文献】
・日本100名城に行こう
・平戸城公式サイト
・平戸城wikipedia